インド在住・駐在妻のまっきーです。子供2人と一緒に、海外赴任する夫に帯同して2年。
今思うことは、帯同する子供達の赴任前の英語力の底上げが、最初の1年間の駐在生活が楽しいものになるか、結構苦労するか、の分かれ道になる!!ということです。
旦那さまの海外赴任が決まったら真っ先に、ご自身とお子さんの『英語力』を底上げすることを始めましょう!!
- 今まで英語に触れたことがないお子さんを連れて旦那さんの海外赴任に帯同するママさん
- お子さんがインターナショナルスクールに通う予定のママさん
3歳年少の娘、8歳小2の息子の赴任6か月前からインター開始までの期間を振り返って、インター生活を念頭に入れて、やって効果があった内容を厳選してご紹介します。
幼児(2~4歳)、小学生低学年(5歳~小1)、小学生(小2~)の年齢別で説明していきます!
目次
海外赴任準備、『英語かけ流し』インプットが重要!
旦那さまの海外赴任が決まったら、お子さんがいくつであってもすぐに始めて欲しいことが、
1日90分以上の『英語かけ流し』
です!
これは、もし今やっていなかったら、ぜひ今日から始めてください。
駐在開始まで数ヵ月も無い!という場合でも、1ヵ月でも良いので毎日90分のかけ流しをお子さんに与えておけば、インターに最初に入ったときの英語シャワーへの抵抗感がぐっと減ると思います。
『英語かけ流し』で、正しい英語の回路を身につける
なぜ、『英語かけ流し』?
0歳児の赤ちゃんから幼児のお子さん(小学1年生頃)までは、毎日、1日90分のかけ流しを1年続けていると、日本語と違う英語の「リズム回路」を身につけられるからです!
「リズム回路」が身につけられると英語を理解することができるようになります。
早いと6か月くらいで「リズム回路」が出来るので、その後の英語の吸収や、アウトプットで自分の考えを英語で言えるようになるのです。
まずは、正しい英語の回路を身につけ「インプット」つまり、英語を理解することができるようになって、その後に「アウトプット」で自分の考えを英語で発信できるようになる。
引用・転載元:船津洋『「インプット」で英語教育を考える理由』(株式会社 児童英語研究所、2019年)
我が家の(赴任当時)年少の娘は、赤ちゃんの頃から『英語かけ流し』を気が向いた時にやる程度でしたが、インタープレスクール(幼稚園)に通い始めから、”英語が分からない”という理由で登園を渋ることは無かったです。
1日90分の英語かけ流しのやり方解説!
では、『英語かけ流し』のやり方を解説します。
- 1日90分。30分づつ3回など分けてもOK
- 子供が遊んでいる時、食事、他の取り組みをしている時などにBGMとして小さめのボリュームで流す(意識して聞く必要なない)
- 日本人の幼児たちが自分の家庭で耳にする日本語と同じような内容の英語をかけ流す
- 1ヵ月ごとに流す内容を変える(1ヵ月間同じ内容を繰り返し流す)
この方法は、子供英語の専門教材パルキッズの『かけ流し』の方法です。
③の『日本人の幼児たちが自分の家庭で耳にする日本語と同じような内容の英語』が重要です。
赤ちゃんが日本語を覚えていく過程を思い出してください。お母さん、お父さんとの会話を2年間くらい聞いているだけで、日本語を覚えて行きます。それと同じことを『英語のかけ流し』で行うのです。
「親と子の会話」中心の90分の音声や歌をかけ流すことが必要です。
すぐに取り入れられるのが、下記のYoutubeの音声を90分程度の分量で流すタイトルを決めて、1日90分を目安にかけ流します。
- Peppa Pig オフィシャルチャンネル ←親と子の会話が多いのでおすすめ
- Baby bus オフィシャルチャンネル ←歌が多いです
- Paw Patrol オフィシャルチャンネル ←男の子におすすめ
おすすめは、長年のバイリンガル育成に実績のある英語教材『パルキッズ』の『プリスクーラー』です。
駐在中でも引き続き使い続けることで、駐在生活での英語力向上の手助けにもなってくれます。
おすすめ英語教材・パルキッズのレビューはこちら↓
幼児(2歳~4歳):絵本の暗唱+ABC書く練習
2~4歳の幼児さんの場合には、『英語かけ流し』の他に、
- 英語絵本の読み聞かせ
- ABCを書く練習(名前から)
をしておくとことをお勧めします。
英語絵本の読み聞かせ
続いては、英語絵本の読み聞かせ、です。ただ1冊の本を読み聞かせるだけではありません。
毎日英語絵本の読み聞かせを行い、子供達が徐々に暗唱していくところまで1冊の本を読みこんでいきます。暗唱!とびっくりするかもしれませんが、この方法もパルキッズの英語習得方法なんです。
英語絵本の暗唱を通じて、子供達の読解力が育っていくのです。
- 一文が短いもの
- くり返しが多いもの
- ネイティブの音声付のもの
- シリーズになって冊数の多いもの(100冊以上がgood!)
- 音声をかけ流す(上記かけ流しと同じ方法)1日20分程度
- 1日1回読み聞かせる
暗唱を促すポイント
- 1ヵ月で4冊程度選んで1ヵ月毎日4冊の音声をかけ流す
- 1日2冊程度(できれば4冊)読み聞かせる
- 読み聞かせているときに、子供が自分から読んだら誉める、と繰り返す
同じ本を何回も読んでいると、途中で子供達が私の読んでいる声に合わせて繰り返して言うときが来ます。そのときに「あー、すっごく上手に言えるね!」と誉めると、子供達は進んで真似るようになります!
それで、徐々に自分で声を出して言うようになるんです。
ですが、声を発しない場合でも無理に言わせようとしないで、「かけ流し」てインプットして「読み聞かせ」が出来ていれば十分です。(参考⇒自宅でデキル!英語絵本の暗唱 パルキッズ公式HP)
おすすめの英語絵本はパルキッズの『アイ・キャン・リード』です。
上記の取り組みがスムーズにできるように工夫されています。1日5分程度のオンラインレッスンで「読み聞かせ」や単語のインプットもできるようになっています。
アルファベットを読めて書けるように練習しよう
アルファベットで自分の名前(フルネーム)を読めて、書けるように練習しましょう。
特に4歳クラスの場合には、名前を読んだり書いたりする機会が多いので、いきなりインター幼稚園に行ってやるよりも慣れておけばお子さんも安心です。
家の中でお子さんが使うスプーンやフォークや、あらゆる場所に英語で名前を書いて貼っておき、毎日見せているとすぐに覚えてくれます。
我が家では、アルファベットのワークブックを数冊買って、保育園から帰って兄が宿題をやっている時に他のアルファベットも一緒に書く練習をしていました。
年少3歳娘の体験談
娘のインタープリスクール年中(4歳児)クラスでは、毎日朝登園すると、自分の名前をアルファベットで書いて出席確認したり、絵を描いた時など授業中にも色々な場面で名前を書くことが多かったです。
ペラペラ英語をしゃべるインド人の子に、「名前の書き方を教えてあげたのー」と喜んでいました。少しでも自信につながれば良いな、と思いました。
海外赴任先ではぜひインターナショナルプリスクールへ
駐在する国にもよりますが、インドの場合には、学費が格安のインド系、ネイティブの先生や施設が充実しているけど日本のインター並みの学費の欧米系などなど、ナーサリースクール、プリスクールがたくさんあります。
赴任先に引っ越しが終わり生活が落ち着いてから、じっくりお子さんと一緒に色々なナーサリースクールやプリスクールを見学して回って、ぜひ気に入ったインター幼稚園にお子さんを入れてあげてください。
娘も年少3歳の時に初めて英語だけのプリスクールに入りましたが、すぐに英語の環境にも慣れて、外国のお友達と単語だけで会話しながら遊び始めました。
小学生低学年(5歳~小1):オンライン英会話で慣れる
インターナショナルスクールの、日本の年長の子供達(5歳児クラス):キンダー(幼稚園)クラスでは、Math(算数)、English(英語:日本の国語)など簡単な勉強が始まります。
5歳~G1(小学1年生)までのお子さんは『英語かけ流し』の他に、下記の準備がおすすめです。
- 英語絵本の暗唱
- アルファベットを書く練習(名前から)←全てのアルファベットを書けるとgood!
2~4歳用と同じ内容に加えて、
- オンライン英会話で英語での会話に慣れる
- (英語力向上ではないですが)学校でよく使う英語表現の練習
もやっておくことを、おすすめします。
オンライン英会話で英語での会話に慣れる
5歳以上であれば、オンライン英会話でマンツーマンで外国人(主にフィリピン人)の先生と話す経験を積ませて、英語での会話に慣れておくのが良いです。
オンライン英会話スクールは、フィリピン人の先生が多いですが、フィリピン人は基本明るくテンション高めなので、小さいお子さんにはぴったりです。
始めてオンライン英会話をする場合には、子供専門のオンライン英会話スクールで始めるのがおすすめです。
子供専門のオンライン英会話の老舗・リップルキッズパークで赴任直前には、週2、3回オンラインレッスンをして、マンツーマンで外国人(フィリピン人)との会話に慣れました。
年少3歳娘の体験談
リップルキッズのフィリピン人の先生達は、3歳でずっと座っていられない娘でも、慣れたもので、ニコニコを絶やさずレッスンしてくれて、英語での会話に慣れることができました。
学校でよく使う英語表現の練習
学校でよく使う英語表現の練習をしておくのもおすすめです。
- トイレに行きたいです。⇒I want to go to the bathroom.
- 気持ちが悪いです。⇒I feel sick.
など、学校内でよく使う英語や友達づくりに欠かせない英語表現をピックアップして、覚えるまで問題の出し合いっこをして、覚えさせました。
下記のフレーズ本は、海外駐在する家族向けのフレーズが満載です。
絵付きでサバイバルイングリッシュが書かれているハンカチを、お守りとして持たせてあげるのも良いですね。絵を示せば伝えられるようになっています。
はんかち さばいばるいんぐりっしゅ⇒海外子女教育振興財団 で購入できます。
小学生低学年(小2以上):フォニックスもやろう
小学2年生以上のお子さんの場合には、
- 英語絵本の暗唱
- アルファベットを書く練習(名前から)←全てのアルファベットが書けるとgood!
- オンライン英会話で英語での会話に慣れる
- (英語力向上ではないですが)学校でよく使う英語表現の練習
上記の内容に加えて、
- フォニックスの学習
をして英語の発音が分かるようになっておくことをおすすめします。短期で一気に学習してしまうのが良いと思います。
フォニックスの学習・オンライン英会話スクールの活用
最近は、子供のレッスンが可能なオンライン英会話スクールではどこでも、フォニックスを学ぶことができます。
フォニックスは、駐在が決まったら『英語かけ流し』と同時並行で、毎日でもオンラインレッスンで一気に短期間で学習するのが効率的、効果的だと思います。
初心者におすすめのオンライン英会話スクールは、さきほどもご紹介したリップルキッズパークです。
また、既に英会話スクールに通っていたり、英会話自体に慣れている場合には、ネイティブキャンプで毎日フォニックスレッスンを受けるのをおすすめします。
小2息子の体験談
8歳息子(赴任当時小2)は、2ヵ月だけバイリンガルの日本人の英語の家庭教師に週1回だけ基本的なフォニックスのルールを学び、最後の1ヵ月は、オンライン英会話スクールで週3回ほどフォニックスだけ集中してレッスンを受けました。
赴任前の3ヵ月でフォニックスの学習をやっておいたので、インターの授業で最初の1ヵ月から読みでそこまで苦労しなかったようです。
ちなみに、息子の通っていたインターでは、G2(小学2年生)以上では、英語の文法やフォニックスは教えてもらえず、English(英語:日本の国語)、Math(数学)、Social study(社会)、Science(理科)などの科目の授業中に、補助のインド人の先生のサポートが入る程度です。
パルキッズとオンライン英会話がベスト
駐在が決定してバタバタしているときでも、そこまで負担なく毎日おうちで取り組める方法をご紹介しました。
年齢別の取り組むべき内容をまとめますね。
必ず取り組む内容
- 英語かけ流し
2~4歳幼児の取り組む内容
- 英語かけ流し
- 英語絵本の読み聞かせ(暗唱へ)
- アルファベットを書く練習(名前から)
5歳~小1の取り組む内容
- 英語かけ流し
- 英語絵本の読み聞かせ(暗唱へ)
- アルファベットを書く練習(名前から)←全てのアルファベットが書けるとgood!
- オンライン英会話で英語での会話に慣れる
- 学校でよく使う英語表現の練習
小2以上の取り組む内容
- 英語かけ流し
- 英語絵本の読み聞かせ(暗唱へ)
- アルファベットを書く練習(名前から)←全てのアルファベットが書けるとgood!
- オンライン英会話で英語での会話に慣れる
- 学校でよく使う英語表現の練習
- フォニックスの学習
おすすめの英語教材、オンラインスクールは下記です。
- パルキッズ⇒おすすめ記事はこちら
- リップルキッズパーク⇒おすすめ記事はこちら
- ネーティブキャンプ⇒レビュー記事はこちら
海外子女教育振興財団の下記講座がおすすめです。
現地校入学のための親子教室
英語で教育を行っている学校へ子供を通わせる家族を対象としたクラス。親と子供に分かれて、生活に慣れるための情報やインターや現地校などの学校の様子が分かります。参加した息子は、学校生活が楽しみになった!と前向きに駐在生活をスタート出来ました♪ ⇒説明ページリンク
渡航前子ども英語教室
現地校やインターナショナルスクールでの「最初の1ヶ月」を乗り切るためのサバイバル・イングリッシュと、英語を読むための基本を学ぶ教室。我が家は遠方に住んでいたので参加していませんが、通えればすごく良さそうだな、と思いました。⇒説明ページリンク
他にも駐在家族用に色々講座があります、不安なことも相談できるので、ぜひ公式HPを見てみてくださいね。⇒海外子女教育振興財団 公式HP
赴任初期でも、我が家では子供達が英語が分からなくて学校に行きたくない、という状況にはならず、スムーズに英語環境になじめました。
赴任前の忙しい時期ですが、ぜひお子さんの英語力の底上げの取り組みをすぐに始めてくださいね!